時計の不具合には、時計の針が止まってしまう以外にも、
時計の時間がずれるになった(精度があわなくなった)場合もあります。
時計の針の進みが遅くなった場合の原因は様々ありますが、
時間が早く進んでしまう場合の原因は主に以下の3つが挙げられます。
・衝撃によるヒゲゼンマイの変形(寄り)
・磁気帯び
・十分なゼンマイの巻き上げができていない
機械式時計の場合、時間進み原因として特に多いのが
一番目のヒゲゼンマイの変形(寄り)です。
機械式時計には「テンプ」と呼ばれる部品があり、
その中の「ヒゲゼンマイ」が振り子のように動き、時間のリズムを生み出しています。
テンプは、ある程度の衝撃に耐えられる構造にはなっていますが、
耐えられないほどの強い衝撃が加わると、ヒゲゼンマイが変形します。
(経年劣化によるヒゲゼンマイの変形もあります。)
時計の外装部にはへこみ等のキズは生じてなくても、
気づかないうちに時計に衝撃があって、時計内部にダメージを受けている場合があります。
時計の時間進みがみられた場合、上記のヒゲゼンマイの変形も考えられますので、
まずはご相談ください。