こんにちは。
千年堂の田中です。
今日はお客様から頂いたお便りをご紹介します。
たった今、修理して頂きました時計が、無事に届きました。
希望通りに 早急に仕上げて頂きましてありがとうございました。
長い期間、ずっと止まったままで..
一度はもう 使う事はないかな..と思っていた時計が、今回千年堂さんとの出会いで 再び甦り、綺麗になって、再び時を刻み始めた事
今、とても感激しております。
修理して下さった職人さんにも どうぞ 宜しくお伝え下さいませ。
又、機会が、ありましたら、是非 千年堂さんにお願いしたいと思います。
この度は 大変に ありがとうございました。
嬉しいお便りをありがとうございます^^
思い出が詰まった大切な時計が長い時を経て再び時を刻みだす…。この感動は言葉では言い表せないものがあります。
お客様のそんな感動的なシーンに関わらせて頂けたことを嬉しく思います。
長く使っていない時計の保管について
ところで千年堂のお客様の中には、時計が止まり、修理には出さず、長い間保管した後に改めて修理に出すという方が多くいらっしゃいます。
ずっと使っていなかった時計をもう一度使いたい、お祖父様やお父様から譲り受けた時計を修理して使いたい、そんなケースが多いようです。
ただ、保管の状態が悪かったのか、外部のみならず時計内部の状態が非常に悪くなっているケースが多くみられます。
これは非常にもったいないなと感じています。
保管の際に少し注意をするだけで修理の程度は大きく変わってくるからです。
なので最低限やってほしいことをお伝えさせてください。
時計を長期保管する際に気をつける3つのこと
しばらくは修理に出さず、時計を長期保管する際は以下のことに注意してみてください。
- 湿気に注意する
- クォーツ時計なら電池を外しておく
- 機械式時計なら油が固まらないよう、できれば月1回は動かしておく
●湿気に注意する
腕時計にとって湿気は大敵です。
押入れなどの湿気の多い場所や、梅雨時期による多湿の影響で時計内部にサビや腐食が発生することがあります。
経年劣化による防水低下も相まって、サビや腐食が進行してしまいます。
なのでできるだけ湿気が少ない暗所に時計を保管しておきましょう。
●電池を外しておく(クォーツ時計の場合)
クォーツ時計の場合ですと、電池を外さずに長期保管をした場合、液漏れしてしまう恐れがあります。
液漏れしてしまうと電子回路が壊れる確率が上がり、修理の際に部品代が高くついてしまいます。
そのためしばらく使う予定がない場合は電池を外して保管しておくのをオススメします。
●油が固まらないよう月1回は動かす(機械式時計の場合)
機械式時計の場合は、長期保管によって油の劣化や固着が進み、久しぶりに動かそうとしても動かない、もしくは無理に動かしたが故に部品が破損するというケースも有りえます。
なので可能であれば最低月1回は動かして、油が固まらないようにするのをオススメします。
面倒なようですがこの作業をやっておくだけで時計がずっと長持ちします。
まとめ
時計をしばらく使う予定がない場合は保管場所に気をつけて、クォーツ時計なら電池を外し、機械式時計なら定期的に動かしましょう。
長く使うためにこういったは最低限しておくといいでしょう。
できる限り損傷を少なくしておくことが、修理代を抑えることにも繋がりますのでやっておいて損はないと思います。